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ウシュマル(Uxmal)遺跡巡り

(写真のアップだけでは面白くないので、ここからドラクエ風で)

昼食を町のレストランで食べていると、老人が近づいてきた。そしていきなり


老人 「Yoshiよ、おぬしに頼みがある。究極魔法「アルテマ」を復活させてはくれぬか・・・」


Yoshi「はあ(もしかして呆けてる)?」


老人 「おぬし、ウシュマルという都市を知っているか?ウシュマルは、マヤの人々がプウクと呼んだ丘陵地域にある古代の遺跡じゃ。その昔5-6世紀に始まり9-11世紀に栄華を極めたという。5世紀にある老婆の魔女が究極魔法「アルテマ」を作り出し、その魔法のおかげでこの辺りは気候が安定し、ウシュマルは魔法都市と呼ばれるようになったのじゃ。
その後、なぜかウシュマルは滅び、”アルテマ”はウシュマルのどこかに隠されたと伝えられている」


Yoshi 「話はわかったけど、何でおいらなの?」


老人 「おぬしの関西弁、ぼろぼろのポロシャツと短パン、言い伝えとそっくりなのじゃ・・・頼む、今までずっと待っていたのじゃ・・」


- 老人の頼みを引き受けますか (はい or いいえ)-
(断ると、この老人に究極魔法をかけられそうなので、”はい”にしよう)

老人 「そうか、引き受けてくれるか、ならばこの地図が必要であろう。この地図がかならずや、Yoshiをウシュマルに導いてくれるであろう」


パパパ・パラー、パッパッパーー
Yoshiは、地図を手に入れた。


map(UXMAL)










なぜか、ウシュマルに行くことになってしまった。


ウシュマル遺跡 -ユカタン半島の北西部で、マヤの人々がプウクと呼んだ丘陵地域にある古代の遺跡。5-6世紀に始まり9-11世紀に最も栄えた。壁画をモザイクで飾る等、独自の建築様式はプウク様式と言われ、マヤ文明の高い芸術性を伝えている。トルテカの影響も少なく、チチェン・イツァ遺跡とは、趣を異にしている。


チチェン・イツァの町から出て、西にある州都"Merida"に向かおうと高速道路に乗ってすぐに、いきなり武装集団に囲まれる・・・(びびって写真取れなかったので、ニュースの写真を拝借。)


検問いきなり、「ENGLISH OR SPANISH?」と問われ、「JAPANESE」と答えたが返答がない。しょうがないから、「ENGLISH,PLEASE」と返答すると
「トランクを開けろ、早く!!」と”ボスキャラ”とひと目でわかる怖そうなお兄さんに命令される。
開けると、中を念入りに探す。何も入っていないのにカバーをめくったり、車の中もダッシュボード等を念入りに調べる。
ボスざるが調べている間に、武装した子ざる(推定年齢は15歳)が話しかけてくる。「Vacation? To Merida?」結構、人懐っこくて少し安心する。身包みははがされなさそうだ・・
(自動小銃をあんなマジかで見たのは始めてかも・・)
しばらく、念入りに調べて、手振りで”行け!!”という合図があった。どうやら、麻薬とか違法物の検査だったのだろう。


パパパ・パラー、パッパッパーー
チチェン・イツァ遺跡から更に西にいけるようになった。
戦かったら、勝てるわけないから無事開放され良かった。


一時間程度車を走らせると、州都”Merida”につく。時間が無かったので、素通りして、ウシュマルに一路向かう。その途中で・・・。






heavy cloudtyphoonYoshi「なんだ、あの雲は!!」








(いきなり、シータとパズーが後部座席から)


paパズー「あれは”竜の目”だ。あそこは嵐の中心だ。あっちに行ってはいけない。」






shiシータ「でも、この地図は真直ぐあの嵐の中心を指しているわ。」





paパズー「そうか、父さんは竜の目の中でラピュタを見たって言ったんだ・・・
Yoshi、真直ぐ竜の目の中心に向かってくれ」
(あれ、ウシュマルじゃなかったっけ?)



------嵐の中を車で通り過ぎる・・・(本当は帰りの出来事)------


嵐の外側の壁を越えて、中になんとか入ると、そこは


Cuadirangulo de las Monjas within the typhoon









paパズー「!?、ラピュタは本当にあったんだ。父さんは正しかったんだ!!」
(だからウシュマルだって)





気がつくと、シータとバズーはいなくなっていた。(彼らはおいらをここへ導きたかったのだろうか、それとも、あのセリフが言いたかっただけだろうか・・)


ウシュマルへ何とか到着。地図を確認してっと。


map3(UXMAL)







The gate in Uxmal気を取り直して、正面入口を見つける。







Piramide del Adivino2これはさっき、見えていた・・・。


そこへ、再び老人が現れる。
老人「Yoshiよ、何とかたどり着いたようだな・・。アルテマの魔法は、魔法使いのピラミッドの頂上に立ち、”伝説の剣”を天にかざすのじゃ。さすれば、失われた魔法が復活するであろう。頼むぞ、Yoshi」


Yoshi「伝説の剣って??」





(老人は去っていった)
おいおい、自分でやれよな・・・。

Piramide del Adivino1Piramide del Adivino3Piramide del Adivino4









魔法使いのピラミッド。ウシュマルの象徴ともいえる丸みを帯びたピラミッド式神殿。伝説によれば、魔女の老婆が生んだ小人が一夜にして作ったと言われる。(実際は、300年以上かけて、5つの神殿を積み重ねたもので、南北約85m、東西約50m、高さ約35m。ちなみに、西側正面入り口全体が、雨の神チャックの顔になっているという。(私にはそう見えない)


--以下は抜粋--
階段の脇には、彫刻されたモザイクの装飾が見られるが、その中にあるキリスト教のものによく似た十字架模様について、ハンコックは、「はっきりとキリスト教の十字架と言えるものも2種類あつた。一つは12世紀から13世紀のテンプル騎士団や他の十字軍戦士が好んだ先端が広がった十字架だ。もう一つはX型の聖アンデレ十字だ」と述べている。(『神々の指紋』←私が好きな本)


おー、階段が遺跡保護の為、登れなくなっている・・・どうしよう。

しょがないから、魔法使いのピラミッドの脇を通って奥へ行くと、尼僧院。スペインの尼僧院に似ているからそう名づけたらしいが、実際は神官たちの住居だった。壁画のモザイク等はプウク様式の典型。


Cuadirangulo de las MonjasCuadirangulo de las Monjas2Cuadirangulo de las Monjas3









Cuadirangulo de las Monjas4iguana神官の部屋と思われる場所に、一匹のイグアナが現れた。







イグちゃん「Yoshiよ、南の奥にある”大ピラミッド”へ行き、頂上へ登れ。そこで何かが起こる。」
Yoshi「(イグアナがしゃべっている)・・・・・」
尼僧院を後にした。

尼僧院から、先ほどの魔法使いのピラミッドの脇を通って南下し、”総督の宮殿”


Palacio del Gobernador(from north)Palacio del Gobernador(FRONT)The wall of Palacio del Gobernador









マヤ建築の傑作と謳われるプウク様式の大宮殿。全長約100m、幅約12m。外壁の石のモザイクがすばらしく、特に東側正面は2万個以上の切石を使った格子紋様、幾何学模様、チャックの頭、頭飾りをつけた人形像等の組み合わせが圧巻。

更に、イグちゃんの言うとおりに南下する。


La Gran Piramideこれが、あの”大ピラミッド”か・・。
よし、頂上へ登ってみよう。













The view from the piramideUXMAL within the typhoonThe view from the piramide2











登頂・・ここからの景色は感動。
目をつぶれば、1000年前の息吹が感じられるようだ・・。


しかし、何も起こらない・・・・何が違うというんだ!!

UXMAL in the heavy showerすると、突然・・・スコール。しかも半端でなく激しい。頂上に小部屋のようなところがあったので、雨宿り・・・
そこへ、一人の若者が駆け込んできた。かれもピラミッドの登頂中にスコールに襲われたようだ・・・。







Yoshi 「20分も待てば、すぐやむよね、いつものように・・・」
若者 「(たどたどしい英語で)このスコールはやまない・・・永遠にやまない・・・誰かが”アルテマ”を復活させようとしている・・・」
Yoshi 「!?(なぜ、おいらがアルテマを探していることがわかったんだろう)」
若者 「早く、この地を去らないと、天の怒りは治まらない。あれは、滅びの魔法・・・」

30分以上経っても雨がやむ気配は一向になく激しくなる一方。少しずつ雨がしみてくる。
風上の空を見上げると、闇が更に黒々としている。若者のいうこともまんざらではなさそうだ。

Yoshi 「どうすれば、この雨はやむんだ?」
若者 「この町をできるだけ早く去ること。私が、道を案内しましょう・・・」
Yoshi 「しかし、おいらまだ、ハトの家の遺跡の写真を撮っていないんだ!!」
若者 「一刻の猶予もありません、殿、ご決断を!!」
Yoshi 「わかった・・お主の言うとおりにしよう・・」

ということで、雨の中をダッシュ、奥さんが下りるのが遅くて、雷に撃たれそうになるけど・・・ダッシュ。
ピラミッドを下りて、入り口に向かう途中で、雨宿りをしている集団に合流。どうやらこの若者を待っていたようだ。
そこに、この遺跡のガイドのような人もいた。彼は、我々を見てほっと胸をなでおろしたようだ。


彼もこの雨はやまないとわかっているようで、雨の中を町の入り口まで走り抜く。
  ・ 
  ・
  ・
おいらは車を取りに駐車場へ・・。水が10cm近くたまり、車が動くか心配だったがなんとかエンジンがかかる。
奥さんを拾い急いで町を後にした。フロントガラスはスコールでほとんど何も見えない。


走り続けること30分、雨は止んでいた・・・。(ちゃんちゃん)


<参考HP>
http://page.freett.com/laputa/index.html
http://www.y-asakawa.com/mekishiko-gazo/usyumaru_iseki.htm
http://www3.kcn.ne.jp/~mamama/mexico/diary-30.htm
(製作者からラピュタのキャラクターの使用許可済み)

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コノ人の日記があさっての方向に行っちゃっているんだけれど・・・・・。気を取り直して・・・。遺跡めぐりLILYバージョン・・・。行って見ましょう。☆チェチェン・イツァ☆カンクンから2時間くらい西。ユカタン半島で一番有名といってもいい遺跡。一番有名な建物は「カ... Yoshiさん、 女王蜂のように王子様?はいっぱい欲しい。。。 すぐ飽きるから(爆) 夫婦漫才、早く見てみたいです! [詳しくはこちら]

コメント

だから、魔法は使えないって!

しかし、あのスコールはすごかったなあ。。。

誰かさんが あさってのほうに行ってる とお怒りでございますよ。 でも 私はこっちの味方だよん。
ゲーム感覚でおもしろいよ。 途中 ちょっと現実に戻ってるけど・・・  Yoshiさん支持 1票!

【まっち】さん、話がわかる人でよかった。でも、本当にタイムスリップしたような気分が味わえました。
皆さんの是非、チチェン・イツァも良いですが、こっちのほうが個人的には雰囲気が出ていて、好きです。

Yoshiさん、ブログはまってるでしょ?情報が詳しいからガイドブックみたいなのに、すげー面白い!(爆)「神々の指紋」はオトコ友達数人が読んで感動したらしく、ススメられてるんだよね。私も読まなくっちゃ!

ラピュタ大好きです。私もあの女の子のようにネックレスをさげて、意識失って落ちてみたいわ〜。王子様が助けてくれるかもしれない♪(爆)

ゆーみんさん、ブログ最高!!書くネタがたまっていく(既に旅行二日目のジャングルツアーを飛ばしているし・・・)。
やらなければいけないこともいっぱいあるのに・・どーしよう。
神々の指紋はお薦めですが、女性に受けるかどうか・・あれは少年の冒険心と探究心を刺激する本です・・。

ウシュマルを調べていたら、他にも”ラピュタ”ネタの人がいたようです。やっぱり”ラピュタ”を連想する何かがあそこには・・お薦めの遺跡です。

王子様、立候補・・・(イテ!!)

↑ぶったのは私じゃなくってよ。

>若者 「一刻の猶予もありません、殿、ご決断を!!」
いつから殿になったんだ?
とツッコミ忘れました。

んじゃ!

二人で漫才するか?
リストラされても大丈だぞー

Yoshiさん、

女王蜂のように王子様?はいっぱい欲しい。。。 すぐ飽きるから(爆)

夫婦漫才、早く見てみたいです!

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