インド株投資編 - 絶好の売り時か!!
最近、ちまたでFP(ファイナンシャル・プランナー)という肩書きをよく聞くようになりました・・・これについて面白い記事を見つけました。
今、FPにお薦めはと聞くと、・・・中国株・・・とか、インド株投信とかいうでしょう・・・。本当にそうでしょうか?
投資の世界には哲学にも似たような格言がいくつかあります・・・・「半値八掛け二割引きで底が入る」見たいな。(え、哲学っぽくない?)
その中で、結構有名で、良く当たる格言の一つに、「日本人は世界中で、いつも最後に買いに来る」というのがまことしやかにささやかれています。日本人の後に、買いに来る民族はいないので、やつらが来たら売り切れ・・・というのが、相場の格言です。
少し前は中国株投資がちょっとしたブームでしたが、今は中国株に流入する資金は減少し、インドへそのまま流れています。2004年の秋から急速に増加しています。
既に5000億円くらい日本からインドに流れ、中国とほぼ並ぶと投資信託の規模です。インドのMumbai Sensexは、今年の底値から5割近く上昇していますが、海外からのインドへのニューマネーが今年8000億円程度と言いますから、海外からの新規買いの半分が日本人マネーということになります。
Wall Street Journal では、日本で「中国は流石にちょっとバブル的な投資になっている、だから次はインドだ・・・・人口増加率もインドは今後高く、経済成長が見込まれる・・・・いい投資タイミングだ!!」というのが、日本のコンセンサスになっていると・・・。
よーく考えてみてください・・・そんなの誰でも知っていることではありませんか・・・そんなことで儲かるのであれば苦労しません・・・勿論10年くらい株を塩漬けにする根性があれば儲かると思いますが・・・。
アメリカでは、日本人がいつインド株を買い終わるか・・・・ここに関心が集まりつつあります。株価のバリュエーション的には、歴史的な平均水準から高いところに来ていて、とても目をつぶって帰る水準ではない・・・・ニタニタしながら見ています。
一方、国内では、ペイオフ等で、銀行も投信の販売が解禁されて以来、預金の行き先として投資信託を売ることに必死ですから・・・・顧客が損しようが知ったことではない・・・・。
でも正直、インド株に日本人が投資するのは不利すぎますね・・・・アメリカに入ってくる情報と、量、質が違いすぎます・・・日本人でまともにインド株を調査できる人はほとんど皆無です・・・まあいてもほとんど素人同然でしょう。でも、ここボストンには定期的にインド企業の企業来社があります。
一年ほど前に、日経ビジネスでも特集を組まれたインド最大のタタ財閥・・・ここでは、その総帥のラタン・タタ氏クラスから長期のビジョンの話を聞けます。更に、アメリカにとってインドはITのアウトソーシング先としてなじみがとてもあります。でも、我々はインドについて何も知りません・・・絶対、勝てないですね。
5年以上の長期投資で行きましょう・・・。
ちなみに、インドが成長しないわけではありません。インドは絶対的に今後伸びます・・・でも、直近の四半期のGDPの伸びでも、年率で8.1%程度です・・・・半年で3割、4割の株価の上昇を説明するには、弱すぎます・・・・ということは、少なくとも今後数年の好調な経済成長は株価的には伸びて当然、伸びないと下落・・・結構ハードル高いです。
コメント
インド株について書いてみえるので、コメントとTBさせて頂きました。今後ともよろしくお願いいたします。
投稿者: denwaytaro | 2005年10月07日 23:34