Domaine Roger Perrin Chateauneuf-Du-Pape(2004)
今日は、以前友人にもらったワインをあけた。フランスワインで、産地は南フランスのコート デュ ローヌ地方、シャトーヌフ デユ パプ。
昔、学生の時にマルセイユで生牡蠣を食べた後、プロバンス地方のワイン畑を見ようと思って小一時間ほど電車に乗って、ぶらぶらしたのが、今思えば、このコート デュ ローヌ辺りだったように記憶している。
あの時は、ガイド本も何もなくぶらぶら2時間ほど歩いて帰ってきた。覚えているのは、まぶしいばかりの太陽の光くらいで、後は一面緑の(葡萄畑だったかどうか覚えていないけど・・・)畑だった。
当時、プロバンス地方という名前が一種のブームになっていたのだろうか、この辺りをぶらぶら散策した。今でも記憶にかすかに残っているのは、やはりそれなりのエリアなのだろう。
シャトーヌフ デユ パプは1300年くらいから、ワインつくりをはじめたらしい。
ちょっとこの村について調べてみた。
[所在] シャトーヌフ・デュ・パプ村 Chateauneuf-du-Pape
[面積] 約3,300ha
[有名な造り手]
シャトー・ド・ボーカステル(70ha)、
ル・ヴュー・ドンジョン(13.21ha)、
シャトー・ラヤス(15ha)、
レ・カイユ(アンドレ・ブリュネル)(23.37ha)、
シャプティエ(30ha)、
ドメーヌ・クロ・デュ・カイユ(7.11ha)、
シャトー・ラ・ネルト(90ha)、
[特徴]
フランスで最も早くAOC(アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ-生産地のこと、地区名だったり、村名だったり、畑名だったり、有名なやつほど限定的)に制定されたワインの一つ(1936年5月15日)。名前の由来は当時の教皇ヨハネス22世がこの地に別荘をつくったことによる。当時ローマ教皇庁は近くのアヴィニョンに置かれていた。シャトーヌフ・デュ・パプの直訳は教皇(パプ)の新しい(ヌフ)館(シャトー)。
一つのアペラシオンで13品種のセパージュ(ぶどう品種)が認められているらしいが、この地方のワインはこれを混ぜてワインを作る(混醸)らしく、ソムリエ泣かせという話である。
この地域の考え方として、単一品種から複雑なワインを造るのが難しいと考えられているらしい。複数の品種から、より複雑でバランスの取れたワインが生まれると考え、多品種を栽培し、また品種の割合は数世紀にわたるワイン造りの経験によって自然に淘汰され、決まってきたこということで、気の長〜くなる話ですね。
この作り手のWebによると、葡萄の平均樹齢は60歳で、85%が樹齢20歳以上、100歳というものも現役で健在という。作り手のDomaine Roger PERRINは、家族経営の会社で、現在はロジェ・ペラン氏の息子リュック・ペラン夫婦が伝統と引き継いでいるという。
土壌は、粘土質と石灰石が混ざった地質になっているようで、この石灰質が、aromatic and tannic finesseを出しているらしい。
一般的には、この地方のワインは癖が強いようで、日本での人気も知名度もボルドー、ブルゴーニュ等と比較するとかなり落ちる?が、それも個性ということか・・・。
シャトーヌフ・デュ・パプといえば、南北14キロ、東西8キロのぶどう生産地で、真ん中の部分が高さ100mほど隆起した丘となっている。氷河期の頃、氷河によって運ばれたというラグビーボールを少し小さくしたような石がごろごろしている畑が有名だが、このような畑は一部で丘の上のほうでは一面びっしりというわけではないらしい。
で、飲んだ感想をいうの忘れてた。最初飲んだときは結構硬い感じがして、ちょっと飲みにくい感じがしたけど、ちょっと空気にさらしたら、結構濃厚な味になって、かなりおいしく飲めた。でもまた初心者なので、アロマとかブーケとかもっと勉強しないといけないなあ。今日一日で全部飲み干していないので、明日も研究だー。
ふー疲れた。
<参考文献>
http://www.charlesnealselections.com/wine/southernrhone/perrinpape.html
http://www.aurora.dti.ne.jp/~miyab/vineyard/france/rhone/cnp.html
http://www.exwine.com/sate_paris/
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%82%A4%E3%83%A6
一応、ここで買えるみたい
https://www.suicplus.com/shop/link/w06_001.html