ひさしぶりに英語ネタです・・・って、いうか、ブログの更新自身がひさかたぶりジャン。いやー先週、めちゃ忙しくて家でまで仕事してしまいました。
もう一年半以上、ボストン生活が過ぎたが、未だに英語が怪しい・・・渡米したときは、2年も経てば英語なんて、片手内輪でぺらぺらって希望に満ち溢れていた自分が懐かしい・・・今では2年では英語がまともにならないことが少し見えてきた。
(まあ、日本人ででまともに英語が使える人間は、本当に希少だが・・・商社は、そうは言ってもやっぱり・・別かな・・でも普通に日本法人のNY支店とかの駐在で2−3年くらいいただけでは、驚くほど英語が出来ないのでは・・・・という気が最近してきた!?)
我チームといえば、チーム員が一人辞めてしまったので、リソース不足で、おいらもちょっと”客人扱い”から”僕扱い”へ変わりつつあるような雰囲気がボスから漂ってきている・・・最近は、異国の聞いたこともない企業のホストをしろだとか、何か買える企業を探せとか、結構人使いが荒くなってきているので、まあ少しは”まし”になったと見てくれているのだろうか・・・。
で、本題の英語・・・・・ちまたには、楽して英語が話したくなりたいという日本人の欲望につけこんだ教材があふれている・・・・・。
これらの教材の効果が明らかに期待値より低いのは、皮肉だが産業が拡大していることが証明している・・・。聞くだけで話せるようになるのなら、英会話学校は成り立たないし、英会話学校で話せるようになるのなら海外留学等に高いコストをかけてする必要もないわけで・・・・語学留学で英語が話せるようになるのであれば・・・・etc。
で、本題の英語・・・・最近の流行は、やはり”右脳を使って英語を覚えよう”とか、"英語耳”とか当たりでしょうか・・・・・
ちなみにgoogleで、以下の語について検索すると結果は、
英語 文法 - 2,970,000件
英語 受験 - 2,030,000件
英語 リスニング - 2,090,000件
英語 スピーキング-275,000件
英語耳 - 3.430,000件
英会話スクール - 2,970,000件
英語 左脳 - 520,000 件
英語 右脳 - 829,000 件
という情報量でした・・・まあ、受験第一の日本では、順当か。
リスニングとスピーキングでは、リスニングが圧倒的に多い。
まあ、日本人の英語に関していえば、話すケースより圧倒的に聞くケースの方が多いので・・・・まあ、当然でしょうか。
英語耳っていう語も異常に多いですね・・・これは他の意味でも拾っているような気がする多さですが・・・。
英会話学校という単語も多いですね・・・英会話学校といえば、この手のスクールではNovaが圧倒的にシェアが高いのですが、学校のクオリティで言えば多分、もっといい所は、星の数ほどあるんでしょうね・・・講師自身が独自の苦労のすえ編み出したノウハウ等で・・・。
でも、ビジネスの難しいところは、個人の能力に多く頼りすぎるものって拡大出来ないんですよね・・・だって、そんな優秀な人そんなにごろごろいない。
日本人にとって不幸なことですが・・・Novaは、平均的な人的クオリティで運営できるから、容易に拡大なんですよね・・・(これ一般論であって、Novaを否定しているわけではないので、あしからず・・・)。賢い人が集まって出来た会社の弱点って、ここなんですよ・・・ビジネスって、誰でもできる形に標準化することが最も重要で、特定の人的スキルに頼ると町工場の域からでれない・・・。
例えば、さっき昼休みに面白いHPを見た。
http://ace.air-nifty.com/
http://www1.bbweb-arena.com/tomishin/index.html
まあ、とっちも独自に色々考え抜いた末に、独自のノウハウをお持ちだと思います。願わくば、これを標準化して、だれでもこの方法で英語学校とか、コンサルタントとかできるようにならないものでしょうか・・・
Novaなんて、教材すら、パクリという噂が実しやかに言われており、実際ボストンの本屋で確認しましたが、全く同じ本が並んでました・・・どっちがいいとかでなく・・・ビジネスってそういうもんなんですね。
悲しいかな、最も美味しい料理は、レストランでは食べられない・・・そんなの商売にならないから・・・英語もしかり・・・ベストクオリティって、商売になりにくいんですよ・・・日本人はベストクオリティが好きだから、世界中で結構苦労している。
今度こそ、本題・・・英語は右脳か左脳かということを考えていました。
今はやっている、右脳勉強法は効果があるか・・・個人的には、あると思うけど期待値ほどではなかった、というように思います。
じゃあ、左脳ならどうか・・・学校教育以外の左脳教育って、あんまりイメージがわかないので、ちょっと??
でも、http://ace.air-nifty.com/ のHPの中で、今の右脳を使った勉強法(CDを聞き、それをただすらすら言えるように覚える)は、20年くらい前に流行った物のリメイク版で、効果の程は期待値より低いということで決着している・・・そうです。
彼によれば、右脳だと、条件反射なので応用が利きにくく、自由な英会話にならない・・・左脳だと、英語で考える修正さえつけば、スピードこそ遅いが正確に意思を表現できる・・・どちらがいいかといえば、スピードより正確さが日本人には必要であろう・・・というのが、結論だったようである。
たぶん、彼は正しい・・・ような気がする。でも、実際に英語を使って何かをする立場(特に外人と一緒に競争する中からの感想でいえば・・・)、遅くても正確・・じゃなくて、純粋に彼らと議論できるスピードと正確さの両方が必要なわけで、片方だけでいいというのは、趣味の英会話の域を出ていないのではというのが、正直な感想です。
外人の会議では、手を挙げてわざわざ指名されるのを待つわけでなく、誰かが話している途中や後に絶妙のタイミングで、時には話に割って入って、話をする。
今でも、相手の話を聞いて、それを同時に考えて、即座に質問をする・・・というのはとても苦手です。だから、会議のホストとか、めちゃめちゃ準備しないと、とても人に見せれた物ではありません。(最もネイティブでも難しいかもしれませんが・・・)
スピード或いは、同時進行系で複数のアクションを行なうことは、どうしたら出来るようになるんでしょうかねえ・・・・これにくべると、電話会議等の通訳の方ははるかに楽だ、プロには程遠く下手だが・・・やはり日本語から英語は、脳が慣れているし、訳すだけなのではるかに簡単だと思える・・・
後、TVとかも少し気をそこに向けると理解できるが、でもCNNのやさしい英語ですら、何の気なしにぼけーとしているとわからない・・・英語として、意識しないと、ただのノイズである・・・これって、いずれ、何も気にしなくても英語としてわかるようになるのでしょうかねえ・・・?
まあ、在米経験が5年くらいの先輩も、英語として意思して認識しないと、ただのノイズにしか聞こえないといっていたから、10年くらいはかかるのかも・・・。(ほとんど変わらないのですが・・・)
ゆーみんさんは、流石に何も意識しなくても英語が英語としてきけるのでしょうか・・・。
後、最近の悩みごとは、”はやく話すと、ネイティブに通じないことがある”ということ・・・まあ、ボストニアンに囲まれて、四六時中やつらの会話を聞いていると流石にうつる・・・
流石に、今さら”Can I have a ・・・・・”を”キャン アイ ハブ ア ・・・・”とはいわない。”キャナ(ハ)アバ・・・・”という感じになる。
これなら問題ないが・・・ちょっと複雑な文になると、摩擦音とか、"w"とかちゃんと音が出せない・・・、とか、ちゃんとした会議とかでちょっと緊張した雰囲気の中だと、少し日本人英語になる。この前はドイツ人に聞き返されてしまった・・・お前の英語もよーわからんわー、とかいってやりたかったが、残念ながら、おいらよりははるかに上手だった。まあ、もう一回発音練習を最初からやり直すしかないかなー、道のりは長い・・・(奥さんの発音は流石に・・・・・直せ!!)
さっきの意識しないでも、英語を認識できるかどうかは、勝手な解釈だが、多分、右脳、左脳の使い方が問題なのだと思う。一般論として
右脳 - 音楽脳とも呼ばれ、音楽や機械音、雑音を処理する
左脳 - 言語脳と呼ばれ、人間の話す声の理解など、論理的知的な処理を受け持つ。
これは、全世界の民族共通のようである・・・ただし、
違いが出るのは、母音、泣き・笑い・嘆き、虫や動物の鳴き声、波、風、雨の音、小川のせせらぎ、邦楽器音などは、日本人は言語と同様の左脳で聴き、西洋人は楽器や雑音と同じく右脳で聴いているらしい(パクリです、うーん、個人的には子音が右脳のような気がするけど知らない)。
たぶん、この辺の英語と日本語の差が、自然体では日本語のシステムになっているので、英語の機能分化に意識的にしないと、英語がうまく聞けないのでは・・・というのが私の仮説です。
日本語に、擬音語が、他国語と比較して多いのは左脳で聞いていた為、雑音でなく、音として捉えていたからだといいます。まあ、そんなことより、英語がうまくなれば、右脳だろうが左脳だろうがどっちでもいいのだが・・・